新型コロナウイルス感染症の影響により、「旅行」や「観光」のあり方や伝え方が大きく...
新型コロナウイルス感染症の影響により、「旅行」や「観光」のあり方や伝え方が大きく変わりました。
これまでのインバウンドを主体に進められてきた観光施策を見直し、国内の旅行者獲得にシフト。
感染防止対策を施した上で、従来には無かった様々な取り組みの訴求や、新しい切り口が求められる状態となりました。
そのような中、ジェイアール東海エージェンシー関西支社では鹿児島県様のプロポーザルへの参加を経て、令和2年度(2020年度)の2つの国内誘客施策を担当しました。
海外への旅行から国内の上質な旅を求める旅行へのシフトが予見される中、鹿児島県の観光素材を用いた効果的なプロモーションにより、オトナ層の鹿児島県への誘客へと繋げることとした与件がありました。これに対し、ビジュアル情報誌でのタイアップ記事展開や関連オンラインメディアでの展開など、メディアミックス型プロモーションを提案し受注、実施しました。
日本の魅力を伝えるスペシャリストである月刊誌『Discover Japan』をタイアップパートナーに選定しコンテンツを制作。『Discover Japan』が展開する複数メディア(雑誌/オンラインメディア/SNS/実店舗)でコンテンツを共有展開しました。タイアップでは編集部の現地取材を中心にページを構成。読者の関心を喚起しうる観光資源(絶景/温泉/食)をキーワードに、今こそ訪れるべき観光地であることを、地理的要因や歴史的背景の説明、そして具体的な観光スポットを記載することで読者の理解獲得を図りました。また『Discover Japan Web』への転載やFacebookやInstaglamなどのSNSからの誘導、タイアップ抜刷小冊子の制作、実店舗『Discover Japan Lab.』での告知などを通し、より深い理解とリーチの拡大をはかりました。
健康づくりへの意識の高まりや3密(密集・密閉・密接)を避けた自然や開放感を求める旅行客の動きを想定し、鹿児島県の雄大な自然や温泉、食など鹿児島ならではの魅力をPRするテレビCMを制作。近隣県である北部九州エリアを中心に放映することにより同エリアからの誘客を図りました。
コロナ禍で旅行を控えている中でも、お取り寄せやふるさと納税などで鹿児島を応援してくれている方々への感謝の気持ちと、まだ鹿児島へ来たことがない方々をメッセージターゲットに設定。いつか鹿児島へ来て欲しいという思いを込めたメッセージを込めたテレビCM「来てね。いつか篇」を制作、放映しました。
鹿児島県公式チャンネル
プロポーザル受注にあたっては、提案内容に加えて、当社の地方自治体様案件例や観光プロモ―ジョンの豊富な経験についても評価いただきました。
受注後の制作期間は新型コロナ感染症拡大時期と重なり、内容の変更や修正等の対応が必須となりました。達成すべき目的はそのままに、状況に応じた内容を適宜ご提案し採用いただくことで、コロナ禍でも効果を見いだせる成果物をおさめることができました。