JTAメディア活用事例

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Case .03
2020.12.09

ピーロート・ジャパン株式会社様 JRゲートタワーイベントスペース

ドイツで340年の歴史を誇る老舗ワイン商社、Pieroth Wein AGの日本法人、ピーロート・ジャパン株式会社が、10月1日(木)~5日(月)の5日間、名古屋駅直結のJRゲートタワーイベントスペースにてワイン試飲イベントを開催しました。

駅前の立地を活かしたワインの試飲イベントを開催

ピーロート・ジャパンは、世界16カ国の生産地から約2,000種類のワインを輸入し販売するワイン商社。その同社が主催したワインイベントは、名古屋駅をいき交う大勢の人々に向けて、多彩な品揃えのワインをアピールするのが目的。イベントに対する思いや狙い、立地の条件などを、セールスマネージャー・ワインコンサルタントの秋山誠さん、北川勝さんに聞いた。

オフィスワーカーに目を向けて2015年に東京でスタートした本イベントは、店舗とはまた違い一人でも気軽に立ち寄れるなどの理由から好評を博し、各地で開催されるように。JRゲートタワーイベントスペースでは、今回で3回目となった。「来場者さまには、ワインの好みをヒアリングし、普段飲んでいるものとは違ったテイストのワインを何種類か提案します」と秋山さんが教えてくれたように、本イベントは提案型の催しであることが特徴。それにより、来場者は自分で気づかなかった新たな好みを発見できるようだ。

こうした提案ができるのは、スタッフがワインのエキスパートということもあるが、「対面でのコミュニケーションを大切に考えている弊社ならではの強みなんですよ」と秋山さん。そして、「一般的にイベントで試飲できるワインは10種類ほどなんですが、弊社では定番や新商品など約30種類を用意しています」と続けた。
さらに、「会場が名古屋駅というターミナル駅直結なので好アクセスなのはもちろん、車での来場がほぼないため、アルコールイベントに適しているんです」と北川さん。遠方からの出張客なども通るため、予想しない集客も期待できるほか、「百貨店やレストランが集まるエリアでもあり、イベントとの相乗効果が見込めるのも魅力です」と話していただけた。

感染症対策を徹底しながらの
イベント作り

新型コロナウイルスが流行して以来、初の開催となった本イベントだが、会場をJRゲートタワーイベントスペースにしたのは、“オープンスペースのため、換気の面を室内より気にしなくてもいい”“通行量が多く、幅広い年代の人が通る”などの特長を重視したことが大きい。また、安心して商談できるよう、マスク着用や会場内の定期的な消毒、テーブルごとに飛沫防止アクリル板や消毒液を設置する、といった感染症対策を徹底して取り組んだ。

ニュースタンダードな
イベントスタイル確立の兆し

前出した取り組み、アクリル板設置やアルコール消毒のお願いなど、一連の感染症対策をきちんと行っていたため、来場者の方々も安心してイベントを楽しめていたようで、取材時に接客スペースから談笑が聞こえてくることもあった。お二人からは、「感染症対策をしつつ進めた以外は、いつもと変わることなく開催できました」「適切な距離を保ちながらの接客も、とくに問題なく行えました」との回答もいただけた。「今回は、来場者一人一人と向き合える時間が濃密になり、より深いコミュニケーションが取れたと思います」と秋山さんも語る通り、数々の利点があった反面、「新たなスタンダードとして取り組んでいく課題もいくつか見えてきました」とのご意見も。結果、今後全国各地でのイベントを再開していく上で、ある程度の指標が見えたようだ。

今回のイベントを通して感じたことは、これからのイベント会場は、感染症対策に対する安全性の高さが必須ということ。集客や通行量が期待できる駅前のような立地のよさは当然として、今後はさらに、ソーシャルディスタンスを保てるスペースの広さや、オープンスペースであり通気性や換気の面で安心感がある、などの点も重要な判断材料となるはずだ。 立地面、安心感の面から見て、JRゲートタワーイベントスペースは、感染症対策を行なうことが日常になった、今の時代のイベントスペースのニュースタンダードとなっていくだろう。