JTA“ならでは”を活かした、沿線地域の価値と移動価値の向上
東海道新幹線沿線上の観光地である熱海市。コロナに加え、2021年7月に発生した伊豆山土石流災害により、大きな打撃を受けた熱海の観光需要の回復を図るため、熱海市とJR東海グループが連携し観光プロモーションを行いました。
熱海はかつてハネムーン先として人気の場所。コロナ禍で新婚旅行に満足に行けない時代のニーズ。JR東海グループの「強み」の最大集積地である名古屋駅。「地域ならでは」「時代のニーズ」「JR東海の強み」この3つを結び合わせ、熱海市のリブランディング「熱海プレハネムーン」と名古屋駅での「今こそ、やっぱりいいね 熱海フェア in名駅」を実施しました。
熱海プレハネムーンでは、海外ハネムーンにいけない夫婦をターゲットに各種WEB広告、交通広告の展開はもちろん、話題化を狙うPR施策として、インフルエンサーとのコラボ企画など幅広いコミュニケーションでターゲットとの接点を作りました。
熱海フェアでは、名古屋駅中央コンコースにおいて、熱海の観光スポットや熱海ブランド商品の魅力を発信するPRイベントを開催するほか、JR名古屋駅にあるJR東海グループのホテルや百貨店、その他店舗において、熱海の食材を使用した限定スイーツや新幹線輸送した熱海の朝獲れ鮮魚、熱海への旅行商品などを販売し、熱海の"いいね"をご体感いただきました。今回の取り組みはニュースなどの報道番組でも取り上げられました。この事業は熱海市とJR東海グループ各社連携の「共創×共栄」を目指した取り組みです。
※2023年1月時点の情報です。
※所属部署名は、プロジェクト進行時のものです。
自主提案&課題ヒアリング
熱海への自主提案と課題をヒアリング
プラン提案&予算申請
企画の提案検討、グループへの相談、
予算申請
予算獲得
補助金予算の獲得
熱海市伊豆山土石流災害
復興支援サイネージ
JTAとして復興サイネージ実施を決意。
熱海市からの感謝を伝えた
サイネージを実施
プロジェクト本格始動
熱海市と打ち合わせ。
各所への調整開始、
同時に各種広告物の制作を進行
キャンペーンリリース
熱海プレハネムーンサイト公開、
交通広告、SNS広告、
インフルエンサーコラボ企画実施
イベント実施・広告出稿
グループ各社と連携し
プレスリリースを発信。
各グループ会社との連携事業を実施、
同時期に広告展開
報告書
実績報告をまとめクライアントに報告
JR東海グループで熱海を盛り上げ、結果的に新幹線輸送やグループ顧客を増やすという、まさにwin-winの事業構図。今後は首都圏のみならず、熱海以西からの交流人口の拡大を目指していくために、東海圏・関西圏ではまだ知られていない(ヒト・コト・モノ)など温泉だけではない熱海が持つ魅力を伝え、「温泉観光地熱海」として観光誘客促進につなげていきたいと思います。引き続き熱海市とJR東海グループが一体となり、「共創×共栄」の事業構造となるような展開を行っていく予定です。