事例紹介
Project
名古屋エクスプレスビジョンにて
「ゴジラ-1.0」特別装飾展開を実施
ゴジラビジョン
東宝株式会社
23年11月に公開された映画「ゴジラ-1.0」の告知において自社交通広告媒体の特殊展開を行いました。ゴジラ生誕70周年ということもあり、広告主は名古屋駅で今までになかったような広告展開を希望。しかし、名古屋駅はメディアが開発し尽くされており新規媒体を作り出すには環境的に限界がありました。そこで「今ある媒体を活用しつつ今までにない広告を作る」方向で軸を定め、媒体社であるJTAが一緒になって企画を担いました。
結果、デジタルサイネージのディスプレイ上にシートを貼り、さらにはディスプレイ前の床面にもシートを掲出。全長約5.5m全幅約8mの巨大な装飾で、インパクトのある展開を実施しました。またビジョン右側に配置されたゴジラは口元と背びれが透過性のシートを活用した青白く光る特別仕様となっており、臨場感のある演出に繋げました。ディスプレイにシートを貼るというある意味”もったいない使い方”は周囲からの反響も大きかったです。加えて、「ゴジラ(5時)時報」を実施。夕方17時に向けて1分間のカウントダウン後に特別な映像を放映するというもので、駅利用者が思わず足をとめて見てしまうような仕掛けを組み込んだ展開となりました。本特殊展開はSNS上で反響が多くあっただけでなく、デジタルサイネージアワード2024でも優秀賞を受賞させていただきました。

Project
Member
プロジェクトメンバー
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ウエダアヤカ
交通広告部
全体進行、企画
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ニシムラケンタロウ
交通広告部
企画
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ウジハラアユム
交通広告部
企画
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スギヤマユウヤ
I事業推進室
企画
※所属部署名は、プロジェクト進行時のものです。
Project
Schedule
プロジェクトスケジュール
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Jul
2023.7
初打ち合わせ
現状の課題についてヒアリング
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Aug
2023.8
提案・受注
特別装飾案を提示。媒体申し込みをいただく
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Sep
2023.9
各所との調整
新幹線改札前のフロアシート設置は初実施のため、駅や各所への確認が必要。慎重に調整を重ねた
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Oct
2023.10
クリエイティブ制作大詰め
サイネージにシートを貼る初めての取り組み。透過性のシートを用意して、現地で見え方を何度も検証
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Nov
2023.11
掲出
大きな反響をいただきました!
Future
Prospects
今後の展望
今までになかったような面白い仕掛けを作ると、駅利用者は立ち止まってみてくれたり、写真を撮影してSNSに投稿してくれたりします。大きなビジョンを設置しインパクトを生み出すのも良し、小さな面白いアイデアを詰め込むも良し、様々な方法で人の心を動かすことができるのが交通広告の強さであり面白さでもあると考えています。
今回は既存媒体を活かした事例でしたが、新規媒体の開発も進めています。2024年9月にはリニアGATEビジョンを稼働開始。広告面として用いるだけでなく、眼前のイベントスペースの装飾と連携させた空間演出としてもサイネージが使用されています。また、毎年冬になるとイベントスペースにクリスマスツリーが設置され盛り上がりを見せますが、今年からサイネージの映像と音があることでより迫力が増しました。このようにサイネージの設置によって、その場所自体の価値の向上にも繋がっていると考えています。
今後も媒体社だからこそ提案できるような空間の使い方を企画し、インパクトのある広告展開や新規媒体開拓へ繋げていきます。