新しい交通広告の仕組みやビジネスを模索する取り組み
交通広告は大きな変革期にあります。人の移動に伴って媒体価値を保っていた交通広告ですが、既存の販売モデルだけに頼らず、新しい技術を取り入れた販売手法や新たな事業を模索する取り組みに当社としても力を入れています。今回はその一例をご紹介します。
一つはJR名古屋駅における「メイエキ+」の立ち上げです。「メイエキ+」とは、一昨年JR東海と実施したショールーミング実証実験を経て、駅及び交通メディアの新たな価値創出を目的とし、当社が事業主体となって企業・地域等と連携して進める取り組みです。初回はクラウドファンディング国内最大手のCAMPFIREとコラボし、名古屋駅構内でショールーミングイベントを開催。会場に設置したAIカメラで来場者データ等を取得、それを出展者にもフィードバックしています。
もう一つは、「広告視聴者数計測」の取り組みです。駅デジタルサイネージ広告において、広告通過者数、広告視認者数計測およびその属性計測を目的とした実証実験を行いました。交通広告が実際どれだけの人に見られているかという課題に対し、引き続き検証して参ります。
「既存媒体の更なる価値向上」と「新規媒体・事業の開発」。こういった「交通広告×デジタル」の切り口で、今後も当社交通メディアの価値を高めていきたいと考えています。
※2023年1月時点の情報です。
※所属部署名は、プロジェクト進行時のものです。
企画検討
CAMPFIRE、協力会社(Qoil)と検討開始
出展者募集
実施内容を確定し、出展者の募集開始
出展者決定
出展者の決定
開催
8月19日~21日の3日間で
「メイエキ+Supported by CAMPFIRE」を開催
鉄道および駅空間において、広告はもちろん利用者により有益な情報や体験を提供できれば利用価値をアップデートできます。それは、駅利用者数がすぐに戻らずとも、今後広告主に交通広告を選んでいただける理由に繋がると考えています。
まずは広告主に真摯に向き合い、交通広告効果指標の課題に取り組むとともに、社内外との連携を通じ交通広告の枠にとらわれない新しい取り組みにおいても、引き続き積極的に推進して参ります。